自律神経系の不調には

漢方薬とは何か考えよう
漢方薬とは一言で言えば、様々な生薬を組み合わせて作られた薬のことです。
生薬というのは天然由来のものを指します。カカオやハッカ、生姜などが有名で、それらを加工して使えば、立派な漢方薬となります。
抗生物質ではないので、基本的に体に害はありませんし、即効性に優れている漢方薬も存在します。
そして、同じような症状でもその人の体質によって漢方薬の種類も変わってくるというのも漢方薬の特徴の一つと言えるでしょう。
通常、病院で処方される抗生物質は、症状により変わりますが、漢方薬の場合は患者の体質や体型によって変わります。
見るからに華奢で青白い顔をしている人と、血色がよく体もがっしりしている人が同じ症状を訴えて来院したとしても、出される漢方薬の種類は異なり、その人に合わせたオリジナルの漢方薬が出されるというわけです。こういったところが、漢方薬の効果の高さを物語っていると言えるのではないでしょうか。
漢方薬にも副作用はある
漢方薬は生薬といういわば普通の食べ物からできているものだから副作用が出るような強い薬ではない、と考えている方もおられるかもしれません。
しかし実際は、自分の体質にあってないかもしくは多用した際には、目眩や吐き気、下痢などの副作用が出ることもあるということは覚えておいてください。漢方薬だからといって、安心安全というわけではいかないということです。
市販の薬局でも漢方薬は手に入りますが、効能を見て自己判断で服用するのはやめておきましょう。薬局には薬剤師さんが常駐しているはずですので、必ず相談してから購入するようにしてください。
また、普通の病院でも漢方薬は処方されるところは数多くあります。抗生物質など体に害があるものに抵抗がある方には漢方薬が処方されることが多々あるそうです。